Amazon EC2 Cluster InstanceをAMI化

Cluster InstanceはHPC向けにサポートされた機能がある一方で通常のInstanceにはない制約もあります.Cluster InstanceはVirtualizationがHVMでなければならないようで,ec2-bundle-volを使ったAMI化の方法ではparavirtualとなるため,たとえそれをCluster Instance上で作ったとしても新しいCluster Instanceに戻すことができません.作成して環境構築したInstanceをしっかりstopしておけばその間は課金がされないのですが,新しくInstanceを作る毎に環境構築するのも時間の無駄なのでAMI化を行っておきたいところです.ここではHVMで使えるAMIの作り方を解説していきます.
と意気込んでいたのですが,意外と簡単でした.AWS Management Consoleから下図のようにCreate Image(EBS AMI)を選択します.

出てきたダイアログにイメージの名前と説明を入力して「Create This Image」としてやります.

そうすると2枚目の図のようにAMIが作成されます.イメージ作成処理には数分かかる場合があります.
というわけでCluster GPU InstanceにPyCUDA環境を構築Cluster GPU InstanceにPyOpenCL環境とかも構築で構築した環境をAMI化して公開しました.Community AMIsを「ami-f29f6c9b」か「501488653145/PythonGPU」で検索すれば引っかかると思います.使用時にはInstance TypeでCluster GPUを選択してください.